ネット検索で「バイオリン 先生」と入れると、「変える」という予測変換が出てきます。内容を見ると、お仕事の都合(転勤・勤務時間の変更等)、先生との相性が悪い、レッスンの内容が自分の希望と合わない、等々の理由がありました。
「バイオリンの先生を変える」ことを避けられない状況になった方、そういう決断をなさった方にアドバイスしたい事をまとめてみました。
【新しいヴァイオリンの先生を探すときのアドバイス】
①自分が今まで受けてきたレッスン内容と、今後望むレッスン内容をきちんと説明できるようにしておく
始めに「何がきっかけでバイオリンを始めたか」「どのくらいの期間習っているか」「今までどの教本を練習したか」「なぜ先生を変える必要があったか」あたりをお伝えしておくとスムーズです。また、自分がどのような目標でバイオリンを習っていてどのようなレッスンを望んでいるかも伝えられると講師側もやりやすいと思います。
(こちらもご参考にどうぞ→バイオリンの先生バイオリン教室の探し方・選び方)
口頭で説明する時間がなければメールやお手紙でお伝えしても良いです。最初にお話しをしっかりしておくと、いざ習い始めてから思っていたレッスンと違う!先生と相性が合わない!ということになりにくくなると思います。
②今までと同じ教本を使いたい場合事前に相談する
前の先生とのレッスンで使っていたのと同じ教本を使いたい場合、レッスンのお問合せや体験レッスン時に必ず聞いておきましょう。音楽教室によってはマニュアルで使用する教本が指定されていたり、先生のお考えで使用する教本が決まっている場合もあります。使い慣れた教本で続けたい場合は事前にその旨をお伝えしておくことをおすすめします。
③習っていた曲の続きから始めたい場合も事前に相談する
先生を変更して新しくレッスンを開始したときによくあるのが、今まで習ってきた教本を少し戻してから始める、もしくは先生によっては基礎に戻って姿勢や持ち方・開放弦の鳴らし方から始める場合もあります。基礎から丁寧にやり直したいと思っていた方にとっては大喜びのレッスン内容ですが、今までの積み重ねを否定されたと感じてネガティブにとらえてしまう場合もあるかもしれません。前の曲に戻りたくない、続きから始めたい場合は必ず最初に先生に伝えておきましょう。
【子どものバイオリン・新しいバイオリンの先生の元でのレッスンスタート時の注意】
大人の生徒さん向けというよりも、子どもの生徒さんとそのお母様向けに。
バイオリンのレッスンでよく使われる主な教本に「スズキメソード」「新しいバイオリン教本」「篠崎のバイオリン教本」があります。私は幼稚園~小学校に上がるまで転勤のため先生が何度か変わり、3冊全ての教本でそれぞれの先生のレッスンを受けていました。同じ曲を別の先生に再度みて頂いた経験もあります。教わる側からの経験で、新しい先生の元でのレッスンで気をつけたいことをまとめてみました。参考程度にご覧下さい♪
・前に習っていた先生と違うことを言われても反論しない
→音楽に正解はありません。先生はその子に一番良いと思ったことを教えて下さっているので反論するのはやめましょう。新しい意見や注意を聞けたことで見解が広がったことを喜ぶ方が有益です。
・「前の先生はこうだった」という様なことを言わない
→上の理由に同じです。ただ、先生側から聞かれたときは素直に答えて問題ないです。
・曲を戻されても反論しない
→新しい先生について、もう習った曲や教本をもう一度最初からやり直すということはそんなに珍しい話でもありません。もしどうしても前の曲に戻るのが嫌だという場合は体験レッスンの際に伝えておいた方がいいです。
「この先生に教わる」と決めたからには素直に先生の仰ることを受け入れる事が大切です。ただ、どうしても合わないと感じた場合は新たに先生を探すことを視野に入れてもいいと思います。