教室での生徒さん、オンラインバイオリンレッスンの生徒さんのお悩みで多かったものの中から記事を書いています。今回は演奏内容についてではなく、オーケストラの練習ならではのマナー、注意事項についてまとめてみます。
♪ 他の人の楽器・楽器ケースに少し当たってしまっただけでも必ず丁寧に謝る
これはかなり大事です!
オーケストラに入団する程音楽が好きな方は相当自分の楽器を大切にしている方がほとんどです。
ほんのちょっと、弓の先がコツンと当たってしまっただけでも丁寧に謝りましょう。
楽器を大切にする人だと伝わると一気に好感度も上がります
♪ 自分の楽器を大切に
「自分の楽器は安い楽器だから雑に扱ってもいいや!」「長く使ってるから傷がついても全然気にしない!」という態度は、上記と同じ理由であまり好まれません。
楽器あってこその演奏家なので、自分の楽器は大切に扱いましょう。
♪ 楽器(バイオリン)を床、椅子におかない
バイオリンをケースに入れない状態でそのまま床に置く人はあまりいないと思いますが…椅子に置く、椅子の背もたれに立て掛ける置き方は少し席を離れるだけという時にやってしまいがちです。
椅子は「座るためのもの」なので、楽器がそのまま(ケースに入れず)置いてあると思わず、もしくは自分で置いておいたのを忘れて、つい楽器の上に勢いよく腰かけてしまった…という身の毛もよだつ怖い実話は何度か聞いた事があります。
自分で自分の楽器を壊してしまうのはまだ自業自得ですが、自分の不注意で他の人が楽器を壊してしまう状況は避けたいですね。
思わぬ事故を防ぐためにも、事故が起こりかねない状況は積極的に排除していきましょう!
少し面倒でも、楽器ケースにしまった状態で椅子の上に置けば問題ないです。
♪ 下に置いてある立て掛けてある大型楽器に注意!
バイオリンを床・椅子に置かないようにと書きましたが、チェロ、コントラバス、ハープ等の大きな楽器は休憩中に床に置いてあることが多いです。
休憩中の移動、休憩中に飲み物を飲むときは気を付けましょう。
特に置いてある楽器の近くでは飲み物を開けない方がベターです。
♪ セッティング手伝う
必ず誰かがオーケストラの演奏ができるように椅子と譜面台を出して並べないと練習は始まりません。
忙しかったら毎回でなくてもよいので、可能な限り練習開始時間より早く行って椅子並べ、譜面台並べを積極的に手伝いましょう。
もし早く行くのが難しければ、終わった後の片づけだけでも参加しましょう!
♪ 楽器運ぶ邪魔にならないようにする
ハープ、打楽器、コントラバスなどは運ぶだけでも大変です。
特に練習場や本番の舞台裏などはスペースもあまりなく、いつも運ぶのが大変そうです(>_<)
通る気配を感じたら、さっと道を開けてあげるようにしましょう。
※手伝う場合は必ず楽器に触っていいか本人に聞いてからにしましょう!
♪ 出来る限り練習してくる
もしかしたらこれが一番難しいかもしれません…。
でも、できる範囲で構わないので家で練習をして、全体練習の時に個人練習をするという風にならないようにしたいですね。
できなかった箇所に鉛筆で印をつけたり、付箋を貼ったりして印をつけておくと家での個人練習に便利です!
(できない印だらけになってしまう!という方にはその中で順位付けをして、うまく練習効率があがるように工夫することをおすすめします)
オーケストラは団体行動なので基本的なマナーはとても大切です!
お互いに気遣い合い、素敵な音楽をつくりたいですね♡