2人の先生にバイオリンを習うダブルレッスン

 

【バイオリンダブルレッスンとは?】

私のバイオリンで、定期的に教えて頂いた先生は大まかに10人。ワンレッスン、公開レッスンで教えて頂いた先生が5人程です。更に、室内楽、オーケストラの指導でお世話になった先生の人数は10名を軽く超えます。合わせると、30名程のバイオリンの先生の指導やアドバイスを受けてきたことになります!!

定期的に習っていた先生が10人というと多いと感じると思いますが、転勤が多く先生が変わる機会が多かったことと、大学でダブルレッスンを受けていたことで沢山の先生に教えて頂く機会が多かったのです。ダブルレッスンとは、2人の先生に同じ時期に並行してレッスンを受けることで、音楽大学では割りと普通に行われることですし、大人の趣味のレッスンでも複数の先生に教わることに興味がある方は多いようです。

そこで他の先生に習うメリットや注意点などをご紹介したいと思います! 

 

【複数の先生のレッスンを受けるメリット 】

・様々なテクニックを学べる

バイオリンには「基本の弾き方」というものがありますが、体格や癖は人それぞれ。もちろん先生によっても微妙な弾き方の違いが出てきます。ポジション移動やビブラート、それぞれのやり方を習うことができ、その中からより自分に合ったものが探せます。

・同じ質問でも違う視点からの注意をしてもらえる 

これもとても面白い点だと思います。先生それぞれの教え方や答えへの導き方の違いを学べ、そのことによる新たな発見も多いです。たった1小節、1フレーズの扱い方も先生によって全く変わってきます。

・考え方や音楽の見方に幅が出来る

1人の先生についていると見方が偏ってしまうこともあります。先生に限らずですが、様々な人の意見や考え方に触れることで音楽の見方、感じ方に広がりが出てきます。

・新鮮な気持ちで音楽と向き合える

新しい考えや音楽に触れることが出来るので、自然と気持ちがイキイキします。また、いつもの先生のレッスンにも還元出来る部分が沢山あると思うので、音楽がより楽しくなります♪

 

【複数の先生にレッスンを受ける際の注意 】

・それぞれの先生の注意を素直に聞き入れる

どの先生も生徒さんのことを考え、その人に一番ふさわしいと思う方法で教えてくださいます。「他の先生に違うことを言われたからそれはおかしい」等失礼な発言のない様に気をつけましょう。

・ダブルレッスンを受けていることを伝えるか、伝えないかよく考える

先生によっては他の先生の元で習うのを嫌う方もいらっしゃいます。さり気なく伺ってみて、伝えるかどうかを決めましょう。

・コピー譜を作り、先生ごとに使い分ける

別の先生の書き込みがあると教え辛い場面が出てきます(指使いのアドバイス等)。最初にコピー譜を作り、先生ごとに使い分けましょう。

・先生の前で弾き方を使い分ける(ダブルレッスンを受ける事を伝えない場合)

これは非常に難しいと思いますが…できる限り頭を整理して使い分けましょう。様々な弾き方を身につける練習にもなります!

 

音楽に正解というものはなく、様々な先生の考え方、見方に触れるのはとても勉強になります。実際オンラインレッスンをしていると、ダブルレッスンで意見がほしいというレッスンのお申し込みも多いです。

ご興味がありましたらお気軽にご相談ください♪